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第16話 そんな宝剣じゃネギも切れないって

Penulis: 南野雪花
last update Tanggal publikasi: 2026-07-23 06:16:06

 騎士になりました!

 ということは、宮廷内での帯剣が許されるってことなんだ。

 むしろ剣を佩いてないと格好つかない。

 略式のドレスの腰に剣ってのは、だいぶアレな格好だと思うんだけどね。

 うーん。痛し痒し。

「お父様。なにか剣をください」

「ほいほいってあげられるものじゃないんだぞ。剣というのは」

 仕方ないから父に頼んだら、すげなく断られてしまった。

 自分でしつらえなさいと。

 そーゆーものなの?

「騎士にとって剣というのは命と同じ意味だからな。てきとうなものを身につけることはできないんだ」

 だから私の兄のときも元服の日に備えて専用のものを打ってもらっていたらしい。

 そのくらい剣ってのは大切なんだってさ。

 とくに出仕するときにみすぼらしいものをぶら下げていたら、あいつには騎士の誇りがないのかって目で見られるのだそうだ。

「でも私、準騎士だし、実戦に出るわけでもないだろうし、見た目さえちゃんとしてれば質はなんでも良いと思うんだけど」

 うちには立派な宝剣が何振りもある。

 それを佩いておけば良いかなーと思ったんだけどね。

 なのに父は、でっかいため息をついた。

「ベルトラ
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